中国は「改革開放」から「共同富裕」へ

餃子交流会に関して

2023年末から2024年年始の間、中国の北京‐上海とみて回ってきました。

中国はこの30年間高成長をしており、都市は発展していましたが、はやり格差は目につきました。

ゴミを集めて走る自転車もあれば、

骨董品を買いに高級車でお店にくる方も多かった。

■中国は「改革開放」から「共同富裕」へ

*改革開放:改革開放(かいかくかいほう)とは、中国を共産主義経済から資本主義経済に転換させること、またその成り立ちを指します。

1978年に鄧小平が提唱した「改革開放」により、中国では30年間高成長が続きました。

「白でも黒でもネズミを捕る猫が良い猫だ」という猫論と、

「豊かになれる条件を持った地域、人々から進んで豊かになろう」という先富論が有名です。

*共同富裕:共同富裕(きょうどうふゆう)とは、中国共産党政権が掲げるスローガンで、貧富の格差を縮小して社会全体を豊かにしていこうというものです。

中国の習近平国家主席は2021年8月、「共同富裕」というスローガンを大々的に打ち出し、注目を集めました。

発展した中国では、貧富の格差が大きく、それを是正しようとしています。低所得者の所得を2030年から2035年までに倍増させる計画が発表されています。

まさに、「改革開放(市場原理)」から「共同富裕(共産主義)」に感じます。

この流れが上手くいくのか、どのようになるかはわかりません。

■2024年中国はまた荒れると予想

プラグマティズムが蔓延している中国で、2024年からは大きく流れが変化し、エンタメに関わる人々は大打撃を受けると予想しています。

*プラグマティズム:プラグマティズムとは、物事の真理を「理論や信念からではなく、行動の結果によって判断しよう」という思想です(中国ではお金が得れるならその方法は問わないと解釈)。

北京の動物園で、ひたすらパンダを撮影し続ける人たちがいました。

彼らは、パンダの様子を携帯電話でライブ中継しています。これにより、アクセス数が稼げるだけでなく、投げ銭で稼ぐことができます。

今中国では、携帯電話一つで、だれでも発信者になることができ、噓の情報も拡散されてしまうので、大きな問題となっています。もちろんこれは、日本でも起きている事象ですが、中国ではその問題が10倍以上の規模となります。拡散力も、稼げる額も、10倍以上のインパクト。その結果、中国版SNSのREDBOOK(小紅本)上にアカウントを開設する日本人も増えてきています。

が、2024年、中国ではここに規制がはいると予想しています。

ライブコマースがもてはやされている中国市場ですが(日本市場ではジャパネットタカタ以外いまいちなライブコマース)、ここに規制が入ると予想しています。なんなら、SNS禁止や、登録認証し、許可おりた人しかSNSで発信できないなどのルールが中国ではできるかもしれません。

*個人的な予想であり、何かを保証するものではありません。

*一個人の意見と思ってください。

この予想の理由は、「不動産」、「金融」、「IT」などを規制し、「工業化」を目指している今の中国では、「エンターテイメント(SNS含む)」は歓迎されないと思うからです。

K-POPを前面に輸出する韓国とは逆で、C-POPが世界に発信されることは暫くないと思います。

■中国から日本にくる人は増え続ける

中国の、「改革開放」から「共同富裕」がどのような結果になっていくかは分かりませんが、日本にくる人が増加することは間違いないと思います。それは、日本が安定しているからです。良い意味でも、悪い意味でも、です。過度な競争や、目まぐるしい変化に疲れた人は、ジャパニーズPOPカルチャーに惹かれ、日本を訪れることでしょう。

そして、「皮から作る餃子交流会」では、餃子作りを通じた国際交流を提供し、そういった方々との調和を生み出せればと考えています。

2024年も、日本から中国がどのように変化していくかを見守っていければと思います。

■今後の皮から作る餃子交流会の日程はこちらから:

皆様のご参加をお待ちしております。

~欢迎热烈大家的参加~

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