日本のコンビニで白湯(さゆ)が販売
アサヒ飲料が、「アサヒ おいしい水 天然水 白湯」の再販をスタートしており、販売が好調とのこと。
113円/340ml本
最も大きな理由は、健康意識の高まりから「白湯」という言葉自体が浸透してきたこと。一般的に白湯が美容や健康にいいと認知されはじめたことで、白湯を生活の一部に取り入れたいと思う人が増えているとのこと。2014年時点では商品名に入っていなかった「白湯」という文字を前面に打ち出したパッケージデザインになっています。
中国では白湯を常飲
中国では、白湯を飲むことが生活の中に溶け込んでいます。朝起きてから、白湯を飲む。食事の後に、白湯を飲む。喉が渇いたら、白湯を飲む。寝る前に、白湯を飲む。
中国でここまで白湯の常飲が浸透した理由を探ってみたいと思います。
1.身体を温める
中国は広く、極寒の地も多くありました。衣服を厚くするだけでなく、水を温めて飲むことで、身体を温めていたようです。
2.殺菌効果
中国の水道水は、直接飲むことができません。その為、基本的に煮沸した水を飲みます。日本のように水道水を直接飲むことがないので、お湯を沸かすことが生活の一部になっています。
3.中国伝統医療(中医)の影響
中国伝統医療では、白湯を飲むことが健康に良いとされています。風邪をひいたらお湯を飲み、ストレスを感じたらお湯を飲むことを勧められます。
4.中国政府のキャンペーン
中国政府自体が、お湯を飲むことが身体に良いと宣伝し、至る場所にお湯の出る給水サーバーを設置しています。その為、中国の空港など、公共の場所では、無料でお湯が手に入ります。*日本でも、コンビニでお湯が手に入りますが、ほとんどの人が、カップラーメンにそそぐお湯として利用。
中国人はいつでもお湯を飲みます
中国では、先人から子供に、いつでもお湯を飲みなさい!と教えています。冷たい水は身体を冷やすので良くない!温かいお湯は、身体を温め、代謝を高め、身体に良いと言い伝えられています。
今後日本で、どこまで白湯(さゆ)を飲む習慣が根付くかはわかりませんが、日中双方の食文化に敬意を払いながら、交流を深めていければ嬉しい限りです。
皮から作る餃子交流会では、焼き餃子だけでなく、水餃子も作ります。餃子を煮込んだお湯ですが、そのまま捨てずに、その煮込んだお湯を飲む食文化が、中国にはあるので、お椀にお湯をいれて提供しています。これもただのお湯なので、日本の参加者の方々が飲んでも、「?????」となるのですが、中国の方は、やっぱり身体が温まると、好んで飲んでくれます。*中国の東北地方の食文化となります。
皮から作る餃子交流会では、これからも日中文化交流に関わる活動として、この様な発信を続けていければと思います。毎回、多くの留学生と国際交流に興味のある方々にご参加頂いている餃子交流会が、日中友好の一助になれば幸いです。
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