アメリカの魅力、、、

餃子交流会に関して

コロナウィルスの感染が広まって、1年以上の歳月が経ちます。日本ではまだまだ収束の目途が立っていない中、先日アメリカ在住の先輩とzoomでお話しをしました。こちらの先輩自体、2回のワクチン接種が終わっており、ロサンゼルスでは順調に経済活動がスタートしているようです。私の本業であるお酒の注文も、アメリカから平常時以上に舞い込んでくるようになっています。ただ、問題もあって、注文は来るのですが、実際に商品を出荷しても、それがなかなかアメリカのお店まで届きません。スエズ運河での事故の影響だけでなく、海運業などで働く人のマンパワーが絶対的に足りていないようです。コロナ化で、物流が止まった際、多くの従業員をレイオフ(解雇)したアメリカでは、結構な金額の現金給付が行われ、失業保険も1年単位で取得できているので、急いで働く必要がないんだとか。結果、小売店や工場、そして港で働く人の数が足りていないとかなんとか。コロナ感染対策の初動に失敗したアメリカですが、ワクチン開発とその接種インフラの確立、そして経済立て直しに関しての勢いは日本とは比較にならないようです。まぁ、「マスクつけない権利ガー」とか叫んで、ノーマスク集団がデモしてクラスター爆発させてたアメリカ人を単純に褒め称えるつもりはまったくないんですが。良くも悪くも、勢いがあるのがアメリカの魅力なのかもしれません。

先輩に、「この1年出張で動けてないだろうから、そろそろアメリカ来たいでしょ?」と問われまして、ふと考えたのですが、この1年、中国や韓国に行きたいって思うことは度々ありましたが、アメリカに行きたいと感じたことはまったくなかったです。むしろ、コロナのお陰で、アメリカ出張がなくなり、この1年は息子と過ごす時間ができ、とても充実していました。そもそも、出張の楽しみって、「食」なんですが、アメリカって、ご飯美味しくないんですよ。たまに、肉(ステーキ)が美味しいって聞きますが、値段がめっちゃ高いんです。デフレの日本では、安くて美味しいお肉(ステーキ、焼き肉、しゃぶしゃぶなどなど)が食べれるので、わざわざアメリカでステーキ食べに行く必要はないかな、と。韓国料理とか、中国料理って、本場の味は、本場で食べたい訳です。ああ、韓国・中国出張に、行きたい、、、。

逆に、先輩に聞いたんです、「先輩、アメリカ済んでもう17年経ちますよね?アメリカ在住の魅力って、何ですか?やっぱりアメリカンドリームってやつですか?起業して、会社売り抜けて、一攫千金イエーイってやつですか?」と。

先輩曰く、「それはある。チャンスはあるよね、日本より。あと、住んでて思うんだけど、アメリカって、「個」を尊重するんだよね。これは日本とまったく違うところ。日本って、同調圧力が凄くあるじゃない。皆こうしてるから、あなたもこうしろってやつ。アメリカはさ、ないんだよ。あなたはあなた、私は私って感じて、挨拶ぐらいはするけど、それ以上の関わりがないし、他人が何してても別になんとも思わないんだよ。それ故に、個性豊かな個人ばっかで、みんな自由に生きてるんだよ。ただ、資産、人種で住むエリアとかは、分断されてるんだけど、「個」に関してはほんと自由の国よ。」

私:「それは、だれかがマリファナとビールでラリッてても、気にしない的な感じですか?」

先輩:「まあそうね。自宅に侵入してきたら撃つけど、別に自分の家とか、街中で歌って歩いてても、どんな服装してても、基本気にしないよね。「個」を尊重してるから、その人がどうなるか含めて、自己責任って考えじゃん。日本みたいに、周りの目を気にして生きていく必要ないし、地域住民との煩わしい人間関係とかないから、ストレスフリーで生きてる人、多いよ。これが、アメリカの魅力かな。」

私:「、、、それは、確かに素敵ですね、、、、」

先輩の話しから、アメリカの魅力を知りました。アメリカでは、同調圧力はない(個を尊重しているから)。でも、アメリカにたまに出張する側からすると、これは魅力にはならないので、やっぱりアメリカに行きたいとは思いませんでした。

毎年、先輩が日本に来ると、一緒に鰻重を食べるのが恒例行事だったのですが、この1年は先輩と鰻重を食べていません。日本でも、コロナが落ち着いたら、また一緒に鰻重を食べに行きたいと思います。

そして、皮から作る餃子交流会ですが、まだ開催スタートできる目途が立ちません。この1年、中国のSNSの一つ、「Red Book(小紅本)」を通じた発信を続けていたことで、餃子交流会に参加したいとの連絡は多くの方から頂いているのですが、東京での開催は、現状の状況を勘案すると、まだできないです。これは、同調圧力にビビッているからです。餃子交流会の目的は、日中友好。日本に来てくれた外交人と、日本のみんなが交流し、仲良くなってもらうためのイベントなんです。ですが、餃子交流会で万が一コロナ感染とかあったら、こんな時期にイベント開催してって、めっちゃ叩かれるじゃないですか。アメリカと違って、日本では「個」の尊重よりも、同調圧力しか感じません。これが、アメリカだったら、私は私、あなたはあなた、参加するもしないも、個々の責任でしょって、開き直れるんでしょうが、、、。

アメリカ在住の先輩が、日本に来れるようになって、一緒に鰻食べに行けるようになりましたら、また餃子交流会を開催しますので、国際交流に興味のある方は、またその時、お会いしましょう<(_ _)>!それまでは、日本と海外の違いを発信していきたいと思います。。。

コメント

タイトルとURLをコピーしました