焼き餃子と水餃子、どっちが主流?
日本では、餃子と言えば焼き餃子となります。しかし、中国では、餃子と言えば水餃子となります。
日本ではどこでも焼き餃子を食べることができます。定食屋さんに入れば、焼き餃子とビールを頼むこともできますし、餃子定食や、ラーメンに餃子を追加する人もいます。逆に、水餃子を頼もうとしても、専門店でもないと、頼むことができません。
中国では逆に、どこでも水餃子を頼めますが、焼き餃子をメニューに載せているお店はほとんどないです。これは、もともと水餃子が余ったものを、翌日焼いて食べていたため、焼き餃子は残り物のイメージがあるためです。
日中で違う餃子に対する価値観
日本で餃子と言えば、大衆料理の代表的一品かと思います。ビールと餃子を頼んで野球観戦をするお父さんのイメージがあるかと思います。そして定食屋さんでの餃子定食は、安くて美味しい定番のメニューとなります。
中国の東北地方では、水餃子は年末大晦日に食べて年越しをする特別な存在です。この他、家族や友人が集まり、大事な日には皮から餃子を作って皆で食べる特別なものでもあります。
中国内でも分かれる意見
中国では、餃子は特別な食べものと紹介しましたが、それは中国の東北地方での話し。中国でも南の人たちにとって餃子は、ファストフード的な、安くて手軽に外で注文するものとして捉えられています。もちろん、皮から餃子を作る食文化はありません。中国の東北地方では、餃子を皮から作って皆で食べますが、中国の南方では、皮から餃子を作りません。
焼き餃子と水餃子の楽しむポイントの違い
焼き餃子は皮が薄く、餃子の餡の味を重視します。水餃子は皮が厚めで、皮のモチモチした食感を楽しむための餡となります。そのため、日本の焼き餃子はおかずとしてご飯と一緒に食べますが、中国での水餃子は皮そのものが主食であり、中の餡がおかずとなります(白米と一緒には食べません)。
留学生と一緒に皮から餃子を作りませんか?
中国の東北地方では、家族や友人が集まり、皮から餃子を作りながら食べる食文化があると紹介しましたが、昨今の食の多様化に伴い、皮から餃子を作ることができない若者も増えています。日本で、皮から作る餃子の食文化を広めようと、私たちは皮から作る餃子交流会は発足しました。中国の東北地方出身者だけでなく、南方の留学生や、餃子好きな日本人の方々が集まり、毎回楽しく皮から餃子を作りながら国際交流をしています。皮から作る餃子交流会では、焼き餃子も水餃子もどちらも用意します。留学生と、日中の食文化の違いを語りながら、皮から餃子を作ってみませんか?
皮から作る餃子交流会の今後の開催日程がこちら:
国際交流や、皮からの餃子作りに興味のある方々のご参加をお待ちしています。
~欢饮热烈大家的参加~
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