2023年10月では、日本人が中国へ入国するためにはビザ取得が必須です。
以前は、ビザ免除処置があったため、15日以内の短期訪問であれば、パスポートだけで中国へ入国できました。
しかし、コロナ渦の2020年春に、このビザ免除処置を中国政府は停止しました。そのため、2023年10月現在、中国に短期出張や観光旅行に行くにもビザ申請が必要です。
日本からの中国渡航に支障が出ているため、日本側は以前の様にビザ免除処置を要望していますが、中国側の主張として、中国から日本に訪問する際もビザ免除とする「相互主義」を新たに要求しており、早期再開が難しい事態となっているとのことです。
日本政府関係者は、「相互免除は今の状況では検討できない」と表明しています。
一方、中国政府は2023年7月26日からシンガポールとブルネイに滞在日数15日以内のビザ免除措置を再開しています。ビザ免除はコロナ禍前、両国と日本に認めていた措置で、日本だけが再開見送りの形になっているようです。
中国へ訪問する際、ビザを取得するのは大変なので、早くビザ免除処置を再開して欲しいところです。
■中国への親族訪問Q2ビザ取得の流れ
今回紹介するケース:日本人の夫、中国人の妻、日本国籍の子供(8歳)*全員日本在住
必要書類:
1.3人分のパスポート原本及び写し
2.6か月以内の証明写真
*東京のビザ発給センター内に、コピー機と写真撮影機があるため、パスポートの原本を持っていけば、ビザ発給センター事務所内でコピーが取れます。必要な写真も、一人1000円でその場で撮影できます。
3.招聘状(夫の分、子供の分)*中国人の妻が作成
4.招聘人(妻)の身分証両面コピー(中国人)/パスポートコピー
5.日本での戸籍謄本(夫の分と子供の分で2部必要)
■ネット上の申請フォームを記入した後、東京のビザ発給センターを訪問(要予約)
グーグルで、「中国 ビザ」と検索すると、上記のリンクがみつかります。
こちらの、Chinese Visa Application Service Centerの、高速リンク(この項目にはオンライン申請)の【査証】ボタンをクリックし、オンライン申請をすすめていきます。
オンラインによる申請表入力ですが、ほとんど中国人の妻に入力して頂きました。理由は、招聘人である妻(中国人)の実家の住所、妻の両親の名前、滞在先のホテルの情報など、中国での情報を記載する箇所が多かった為、夫(日本人)だけでは、申請表を入力しきれなかった為です。
*この他、オンライン上での写真登録も上手くできませんでしたが、ビザ発給センター内で写真を撮れば問題ないようなので、オンライン上での写真登録が3回上手くできないと、次の項目に進めますし、問題ないので、心配せずに進めていきます。
■申請フォームを送った後はオンライン予約をして東京のビザ発給センターへ
オンライン上で、申請フォームを完成させ、送信した後は、オンライン上で予約を取ります。
オンライン申請をした、Chinese Visa Application Service Centerの、高速リンク(この項目にはオンライン申請)の【査証】ボタンをクリックした後、オンライン予約のバナーがありますので、そちらから【個人予約(申請)】をクリックし、都合の良い日時を選択し、予約完了です。
■中国ビザ申請センターへ訪問
オンライン予約した日時に、東京のビザ申請センターへ向かいます。
東京都江東区有明3-7-26 有明フロンティアビルB棟12階
*国際展示場駅から徒歩5分でつきます。有明フロンティアビルはA棟が近いですが、A棟の横のB棟の12階がビザ申請センターですのでお間違いないように。ただ、ビル内に、表示の紙が貼ってありますので、矢印の方向へ向かへば迷わず行けます。
■中国ビザ申請センターで3時間待ちました
中国ビザ申請センター(12階フロア内)にて、夫と子供の写真(一人1000円)を撮り、列に並びます。順番が来てから、用意しておいた1-5の書類を提出します。ここで、受付の方が書類に不備がないか確認してくれます。パスポートのページで、コピーが必要なページがあれば、指示に従って、その場にあるコピー機でコピーをとって提出しました。その後、また呼ばれるのを待ちます。
自分の番号が呼ばれましたら、別の受付で軽い面談が行われます。勤め先の情報と役職を聞かれたぐらいで、面談自体は5分ほどで終了しました。ここで、夫と子供のパスポートを渡し、後日再度取りに来ることとなります。以前は、パスポートを郵送で送ってくれたようですが、今は直接取りに来ないといけないようです。
■4日後、また中国ビザ申請センターを訪問し、パスポートを受け取り
後日再び、東京の中国ビザ申請センターへ行き、12階のフロアにいる警備員さんの列にならび、番号表を受け取ります。その番号表を持って、別室のモニターのあるビザ受け取りのための部屋で、自分の番号が呼ばれるのを待ちます(1時間ほど)。自分の番号が呼ばれたら、呼ばれた受付に行き、ビザ発給手数料(約15000円/人)を支払います。Q2ビザの情報が印字されたパスポート(夫と子供の分)を受け取り、中国への訪問ビザ2年マルチの手続きが完了しました。
■中国へのビザ申請は自分でできます
申請書類をしっかりと揃えれば、旅行会社にお願いしなくても、自分で中国へのビザ申請はできます。
ただ、何度も東京のビザ申請センターへ行く手間暇を考えた時や、申請書類のチェック確認に不安がある方は、旅行会社にお願いするのも一つの手ではあると思います。
*オンライン申請フォーマット自体は、旅行会社ではなく、ご自身で入力する必要があります。
*旅行会社は、用意する申請書類の確認と、パスポートを預かって東京のビザ申請センターへ行って代行申請をしてくれます。
■2023年12月、中国北京へ行ってきます!
以前は、中国へ訪問することも多かったのですが、2020年のコロナ渦の影響により、丸っと4年間中国へ行っていません。4年ぶりに訪れる中国(北京)は色々と変っているかと思います。
皮から作る餃子交流会の実行責任者として、今(2023年)の中国の様子を確認し、またご報告致します。
■今後の皮から作る餃子交流会の日程はこちら:
皆様のご参加をお待ちしております。
~欢迎热烈大家的参加~
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