ひまわりの種「瓜子」は中国生活にかかせない

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食用としてのひまわりの種「瓜子(guāzǐ)」は、中国生活のいたるところで目にします。日本人にとって、ひまわりの種は、ハムスターやリスの餌を連想する方が多いかと思いますが、中国の方にとって、ひまわりの種は生活の中に浸透した食べ物となります。

テレビを視ながら「ひまわりの種

中国の方の自宅には、ひまわりの種が常備されており、テレビをみながらひまわりの種を食べます。チョコレートなどの味が付いているものも、フライパンで炒めただけのものもあります。筆者は味付けがされていないひまわりの種が好きです。

大晦日の夜は、ひまわりの種を食べながら、家族でテレビ(春晩)を見るのが恒例です。ここでひまわりの種がなかったら、大晦日気分が台無しになるってぐらい、ひまわりの種は大事な位置づけです。

スポーツ観戦をしながら「ひまわりの種」

中国では、外でもひまわりの種を食べます。前歯でひまわりの種の殻をを割り、中の種を器用に食べていきます。スポーツ観戦をしながら食べるので、観戦後、会場の床には大量のひまわりの種の殻が落ちています。それほど大量なひまわりの種を食べ続けながら、スポーツ観戦をします。

移動中も「ひまわりの種」

中国では、高速鉄道での移動中にも、ひまわりの種を食べます。移動時間が数時間あるので、カリカリとひまわりの種を歯で割り、食べながらお喋りを楽しむ方が多いです。慣れないと、移動中ずっとこのひまわりの種の殻を割る音、「カリカリ、カリカリ、、、」が気になってしまいます。中国の方にとってこの音は、まったく気になりません。

喫茶店でも「ひまわりの種」

中国の喫茶店に入ると、お茶と一緒にひまわりの種が出てきます。中国でひまわりの種は、お茶請けとしての立ち位置も確立しています。

家でも外でも「ひまわりの種」は登場します。長年ひまわりの種を食べ続けているため、前歯が欠けている中国人もいます。それ程、ひまわりの種を食べ続けています。

ひまわりの種「瓜子」は中国生活にかかせない

日本でも、食用のひまわりの種はネットで販売されていますが、中国ほど生活の中に浸透しているとは言えません。多くの日本人は、ひまわりの種を食べたことがないと思いますが、中国の方と付き合いがある場合、ひまわりの種を食べる機会に出会います。最初は食べ方がわからず戸惑いますが、見よう見まねで殻を歯で割り食べてみて下さい。そんなに美味しいものではないと感じるかと思います。ただ、数年後、中国の方との接触頻度が多ければ多いほど、ひまわりの種を食べる頻度も高まっています。そして、気づいた時には自宅でテレビをみながら「ひまわりの種」を食べていると思います。

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