日中の教育体系は同じ6年-3年-3年-4年
日本と中国では、同じ教育制度の6-3-3-4年制が採用されています。
義務教育も同じく、小学校から中学校卒業までの9年間。
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小学校6年間
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中学校3年間
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高校3年間
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大学4年間
日中で大きく違う中身
大学受験の大切さは、日本でも中国でも同じですが、中国での大学受験は本当に人生を変えます。このテストの点数で、いける大学が決まり、農村出身者でも都市部の大学へ行くことができます。日本と違い、中国では「戸籍格差」があります。農村戸籍が6割、都市戸籍が4割で、農村戸籍の人が自由に都市へ引っ越しなどはできない制度。日中の違いで大きいのは戸籍問題だと感じています。
農村戸籍の人でも、大学受験の結果次第で都市部の大学へ進学し、都市戸籍をもらい、都市で就職できる可能性が開けるわけです。農村戸籍と都市戸籍では、受けられる社会保障が違うようで、生まれた戸籍ですでに格差があります。そのため、学生は大学受験に人生をかけて挑戦します。
- 中国 大学受験で人生が変わる
- 日本 色々な選択肢がある。
日中での教育事情の違い
人生がかかっているので、中国では大学受験に向けひたすら受験勉強をします。受験科目以外には目もくれません。
日本では、受験勉強ばかりしている学生はあまり評価されません。交友関係含め、社交性や特技も重視されます。
どちらが良いとかではなく、日中では環境が違います。そのため、求められるものが違います。10年前は、中国の戸籍制度の違いを理解していなかったので、何故に中国の学生が勉強のみをひたすらやっているのか、わかりませんでした。
日本では、受験勉強だけが全てではないので、毎週土曜日の朝は妻が息子を書道に連れていき、夜は私が柔道場へ連れていっています。まさに文武両道を目指しています。
日本でも生まれた場所や、親ガチャなどで格差はあるのですが、中国の様に戸籍が違う程の格差はないので、それなりに平等なのかな、と感じています。
中国の人口は日本の10倍。そのため競争も10倍。格差も10倍なのかな、と。
中国語を学んでいく中で、これからも日中の違いに気が付いていくかと思います。
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